鯨・金彩

日々徒然

白鯨の金彩も終わり、さっそく仕立てに預けました。

今回裏地は金糸入りの生地を黒く染めた無地のものを合せます。

流水の金泥と鯨の銀泥の部分がきれいに置けて仕立て上がりが楽しみです。

鯨・金彩1 鯨・金彩2 鯨・金彩3 鯨・金彩4 鯨・金彩5

 

 

羽裏展・大賞いただきました。

日々徒然

現在開催している、「進化する琳派・羽裏展」で描いたデザインが大賞をいただきました。

大賞は蛇と彼岸花と髑髏をモチーフにした「緋華白蠎(ひかはくぼう)」です。

もうひとつは海月をモチーフにした「瀛漾(えいよう)」です。

どちらも毒々しいデザインで、久々に松本ワールド全開の作品になりました。

羽裏は着ると全く見えなくなるものです。二つの作品は「人間の毒」というテーマのもと制作しました。

ここで私が言う「毒」とは人間の醜さ、恐ろしさ、怖さのことを指します。

 

「緋華白蠎(ひかはくぼう)」は蛇というモチーフの性質で、嫉妬、執念、怨念といったものを身の内に隠すという意図でつくりました。。

「瀛漾(えいよう)」も同様に、海を揺蕩いて獲物を毒手で絡め捕る様は無害に見えて、その実猛毒を秘めて一度は刃向かったものを毒で殺すさまを組み込んだものです。

 

二つとも羽裏の表地にはあえて、パステル調でやわらかい色合いや模様にしたいです。一見穏やかで、人畜無害にように見えてその実はものすごい怨讐を秘めているというのがテーマになっています。「あの声で、蜥蜴喰らうか、ホトトギス」という感じですね

 

それと今回、初めてインクジェットプリントで自身の絵を布に染めるという工程を行ったことは今後の活動に大きく糧となるものになりました。野村染工さんの技術力の高さに感謝です。

※画像は、上二つがデジタルのもので、手書きのものをスキャンして色付けしたもので、下が染めたものです。

羽裏・デザイン1 羽裏・デザイン2 羽裏1 羽裏2 羽裏3

 

琳派400年記念「進化する琳派・羽裏展」

日々徒然

DM表 DM裏

この度、琳派400年記念事業の一つとして、(株)「岡重」の羽裏図案コレクションの展示と同時に、京都の美大の学生、卒業生が推薦されてデザインを展示することになりました。

デザインしたものをインクジェットプリントで染め上げて展示するそうで、私も二つ図案を出品しました。

額裏といって一枚絵になるようなものです。私は「蛇と彼岸花と髑髏」のと「海月」の図案を出しました。

日時は2015年4月11日から19日まで。時間は午前11時から午後17時まで

場所は織成館・別館岩上ホールです。

お時間、ご興味ありましたらお運びください。

 

制作風景2

日々徒然

白鯨の染めがようやく終わりました。広い面積が多かったので、今回は少し早くに終わりました。

白く残っている部分は流水の部分は金泥で、鯨の部分は銀泥です。

これから蒸しに出して、来週末くらいから金彩にはいれるので、今月中に完成で、6月くらいには仕立て上がるかなっと思ってます。

鯨・途中経過5 鯨・途中経過6 鯨・途中経過7 鯨・途中経過8

鯨・制作風景2

日々徒然

鯨・途中経過1 鯨・途中経過2 鯨・途中経過3 鯨・途中経過4

色がどんどん入ってます。染めの作業も大詰めで、あと少しで染め上がります。そのあとは銀泥や金泥での金彩を施して完成です。4月の中旬には全部の工程が終わる予定で、予定通りといった感じです!

鯨・制作風景1

日々徒然

ようやく、先が見えてきて、大きな作業が終わって一区切りついたので、過程を少しご紹介します。

まずどうやって染めてるかですが、青いビニールで生地を覆って、染めたい部分をデザインカッターで切り取って染めていきます。ビニールは片面が粘着があって、ぴったり生地に貼りついてます。

切り取った部分には、染料と糊を混ぜた色糊という、スライム状のものをゴムべらとか刷毛でスキージーしていくことで染めます。そして乾いたらすべてビニールをはがして、また新しいビニールを張り付けて切り抜き染める。この工程を色数だけ何回も繰り返します。

初めは気が遠くなるのですが、次第に先が見えるとがぜんやる気になります。カッティング・鯨1 カッティング・鯨2 カッティング・鯨3 カッティング・鯨4 カッティング・鯨5 カッティング・鯨6 カッティング・鯨7 カッティング・鯨8

ちょっと前のお仕事

日々徒然

一昨年になると思いますが、伊勢神宮の式年遷宮で、記念となるテーブルセンターのデザインをお世話になっている「山口美術織物」さんから依頼されて描いたものが、唐織になったものです。もうだいぶたつのでアップします。ちゃんと伊勢神宮に奉納されたものです。

デザインが御神鶏(ごしんけい)で、御神鶏は伊勢神宮にいる白い鶏のことです。

それを雌雄で円状に描き、どの方向から見ても大丈夫なようにしました。縁の文様は伊勢神宮の御紋です。

花菱の中は十字架になってるんだそうですよ。

神鶏

 

1 2 3 4 5